これまで進めてきた、子供部屋の安全階段付きセミダブルロフトベッドですが、作業による部屋のほこりもふき取って、すべての作業が終わりました。
この記事は完成したロフトベッドの写真です。完成に至るまでのシリーズ記事はこちらです。
階段付きセミダブルロフトベッドを、3D-CADを使って設計・加工・組み立て、完成した記事は、全4記事あります。
設計準備
設計に使う3D-CADの紹介から設計を進める考え方や勘どころなどを紹介
資材購入
DIYで必須工具等アイテムの選定と、組み立て補材、木材などの選定・購入の紹介
組立て
組み立てからオイル塗布までの様子と、美しく仕上げるための試行錯誤などの紹介
完成写真 ←今この記事
完成した階段付きセミダブルロフトベッドの完成写真と、3Dデータを掲載
この記事では、完成写真に加えて、(苦労した分)ポジティブバイアス気味の感じた使用感をコメントしています。
これが完成したセミダブルサイズのロフトベッドの全景です。狙い通り、カーテンに干渉しないようにスペースを残し、エアコンの吹き出しにも干渉しませんでした。
色合いもホワイト基調の部屋に、床やクローゼットの色と調和して良い感じです。
今回配慮が出来ていなかった点が、ベッド横側の窓ガラス(写真奥側)の開け閉めです。クレセント錠を開けようとすると、ベッド上からなら楽ですが、ベッド下からだと、変な体勢で手を伸ばさなくては開けることができません。
いろいろ考えましたが、今のところ我慢しながら使ってもらいます。
また、組み立て始めた最初の頃に気付きましたが、このベッドは組み立てた状態で部屋から出ません。たいていのベッドは簡単に分解できて引っ越しもできますよね。今回製作したベッドは、分解することはできるものの結構面倒で、再組み立てレベルの作業量になりそうです。
写真の右奥(エアコン下)には、階段にもベッドにも干渉しない空間がありますが、結果的にはここにサーキュレータを置いて、空気を上昇させる空間にしています。エアコンが直上にあるので、冬場の足元の寒さが軽減されるので、デッドスペースになるかと思っていましたが、結果オーライな感じです。
市販品にはない、ベッド上も下も閉塞感のない高さ
手すりのあるしっかりした階段
すっきりしたデザインの安全柵を全体フレームの一部として強度アップ
ベッドの高さは、床からの天井高2400mmのちょうど中間の1200mmとしました。ベッドに上がるときは、注意しながら上がらないと頭を打ちますが、寝ると閉塞感も圧迫感もないので良かったです。
窓からの景色がベッドサイドから見えるので、むしろ開放感がありました。
頭側の棚には、スマートフォンや読みかけの本、目覚まし時計を置くことになると思いますが、今後コンセントや卓上スタンド照明を設置してみたいと思っています。その時に必要となる延長コードの通し穴とか、追加工が必要になれば迷わず出来そうです。なぜなら、濃い色の塗装仕上げに追加工すると悪目立ちしますが、ワトコオイル(ホワイト)によるほぼクリアのオイルフィニッシュなので、その心配がないためです。
また、すのこ板がカビたり汚れたりしても、その箇所だけ1×4板を交換すば良いので、メンテナンス性も良さそうです。
通気性のよいすのこ構造
省スペースにこだわる必要最小限のヘッドボード
寝ころんだ時の目線で閉塞感がないサイドスリット
階段は、上がる時、降りる時もベッド枠と手すりが良い場所・高さになって、滑ってもとっさに捕まれそうな感覚です。階段の段差が少し大き目で、登りは良いですが、下りで足を滑らすと危険な雰囲気があります。滑り止めテープをエッジに貼りましたが、一度は落ちるのではないかと思います。持ち手が良い所にあるので、大事には至らないことを願っています。
記事内容に則した広告
足元のクッションが、写真ではマットレスが無いので浮いてますが、コンセプトは掛け布団が足側からズレ落ちないための布団の支えと、階段からマットレスへの乗り移りの時に、完全に立ち上がると天井に頭をぶつけるので、このクッションに膝立ちして移動してもらおうというものです。役立てばいいのですが…。
でも、使ってみて不必要なら、クッションの撤去と不要になるでっぱりも切断してしまおうと思っています。
また、階段にほかの機能を持たせませんでしたが、収納や棚に機能追加することも可能です。デッドスペースになるのは勿体ないので、簡単な追加で、本棚やおもちゃなどのディスプレイになりそうです。
ベッド下は、すのこの部分で1200mm程度、枠の高さで少し低くなりますが、座って遊んでいる程度では低さが気にならず、十分居住スペースになりました。
子供は、「テレビとソファー置いて」と言っていますが、テレビは子供部屋には置かないつもりです。
マットレスを置くと天井からの照明がさえぎられるため、LEDのバータイプの照明を取り付けて、明るさを保とうと考えています。それも、使いはじめてから進めます。少し下のリンク記事で紹介していますが、LED照明を取り付けました。
子供が、テレビ置かないなら「ここにハンモック掛けたい」と言っていますが、「上で寝て」と言って即却下しました。
→寝るハンモックではなく、チェアータイプのハンモックを取り付けたところ、「酔う」といって、それ以降使ってくれなかったので、取り外しました…
低すぎない天井高さ、かつ座れば秘密基地感の適度な空間
その後、このスペースの有効活用を目的に、ローテーブルを設置し、照明も設置しました。友人が集合したり、テスト前のプリントを広げる場所として、床座りで勉強できる場所にもなっています。この記事は下記より進んでください。
また、メインの学習机の様子は下記の記事で紹介しています。ベッドとセットで考える事で、無駄なく広く部屋を使うことが出来ました。狭い部屋でも広大なデスクスペースと、くつろぎスペースが出来たと思います。
まとめ
大型家具は初めての製作だったので、工具からの購入で製作期間が長くなりましたが、おおよそ3か月間の週末を使って作ることができました。
自己満足度数としては非常に高くて大満足、なんでも作れそうな気さえしてきます。
電動工具も装備したことですので、このベッド製作だけで終わらないように、DIYテーマをリストアップして進めます。
それぞれ記事にしていきますので、たまにチェックしてみてください。
今回、無償の3D-CADを使って設計を進めましたが、このベッドの3Dデータをここに入れておきます。見てみたい方は、ダウンロードしてみてください。
ZIPファイルで、ウイルスチェックはしていますが、心配な方はダウンロードしないようにお願いします。上のような3Dデータが入っています。このファイルは、下記のPTC Creo Elements/Direct Modeling Express 6.0で開くことができます。
ちょっとした勘どころや、注意点などを書き留めて記事にしましたが、もし疑問や間違いがありましたらご指摘ください。修正したり、今後のDIYに生かせるようにします。
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