[このページは2ページ目です] このページは磨き上げたヘッドライトを、いよいよコーティング塗装に入ります。
作業③④ 洗浄とボディのマスキング
ヘッドライト周辺を保護していたテープ類をはがして、良く水を流します。ここで、ヘッドライトをカーシャンプーなどで洗わないようにしてください。カーシャンプーには、洗浄成分のほか、つや出しのためのシリコンなども配合されているので、せっかく磨いた樹脂素地の上をコーディングする恐れがあります。
いつも使っているスポンジもシリコンが残っていますので、手の平でやさしく流水で洗う程度で大丈夫です。ふき取る際は、タオルの毛羽立ちが残らないように注意するか、ヘッドライト部分は自然乾燥するまで、触らないようにするのも良いでしょう。ボディのマスキングに時間がかかるので、その時間で自然乾燥すると思います。
もし、磨き工程でヘッドライト磨きペーストを使ったなら、表面に油分が残ってしまうので、シリコンオフで脱脂する必要があります。
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テープ付きマスキングシートは、ホームセンターの塗装コーナーにたいてい置いてあります。テープと保護シートがつながっていて、スプレー塗装をする場合には必須のアイテムです。
- とにかく、車のボディを覆うようにシートをつなげて貼り付けます。シートの端は風でめくれないようにドラフティングテープで固定します。
→風の状態にもよりますが、思った以上に周りに飛散しますので、少なくとも後席くらいまではカバーしましょう。
2台分カバーしました。もちろんヘッドライトはカバーしません。
作業⑤ クリア塗装
いよいよ輝きを取り戻す工程のクリア塗装です。
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- ウレタンスプレー塗料の説明書を良く読んで、作業に掛かってください。ウレタン塗料は、使い残しを保管して再度使うことが出来ません。
→2液を混合した時から12時間程度で使えなくなります。
スプレーは、移動させる方向に従って手首を返すように噴射させます。
Point! ノズルと塗装面との距離も重要!遠すぎると白いツブツブに、近いと液ダレ!!
- ヘッドライトの凹凸を考慮して、吹き付ける向きを変えながら重ね塗りしてください。
クリア塗装作業後の状態
クリア塗装前には、白くくすんでいた個所もしっとりと艶が出て、透明感があります。
拡大してみると、ヘッドライトの部分だけ、もろもろと乱反射しているのが解ります。いわゆる「ゆず肌」という状態で、クリア塗装の表面が細かく凸凹している状態です。後日、車検の際にレンズ効果で乱反射するかも?とディーラーで確認してもらいましたが、問題ありませんでした。
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作業⑥ 後片付け、洗車
ウレタン塗装の硬化時間は、一日程度以上と書かれていると思いますが、3時間ほどで触っても問題ない程度にはなります。ですが、一晩は置くようにしましょう。
塗料の硬化前に後片付けをするなら、ヘッドライトには触らないように注意しながら、マスキングシートを除去します。
Point! 乾いたかな?って指で触るのは厳禁!
洗車は、一晩以上置いてからするようにして、ヘッドライトはこすらないようにしましょう。2日以上置けばこれまで通り、スポンジでこすっても全く問題ない強靭なコート層になります。
この後、表面の「ゆず肌」を除去して平滑にする方法もありますが、塗装直後の艶を超える表面の状態にするのには、時間と手間とコストがかかりすぎるので、お勧めしません。
耐久性は何年か? ~まとめ~
雨降りでしたが、作業後の写真です。作業前はヘッドライトが白く濁ってぼやけていましたが、ランプのレンズまでくっきり見えるようになって、引き締まった印象になりました。
この作業のあと、左の車のヘッドライトの黄ばみが気になってもう一度作業をすることがありました。この記事の作業は2015年に施工して、改めて作業したのが2021年です。5年ほど耐久性があったと言えます。
5年が長いか短いかはそれぞれですが、すっきり、リフレッシュした姿になるなら何度も作業しても良いかと思っています。今後、UVカットのクリア塗料をウレタンクリアの上に塗布して、もう一度ウレタンでコートする方法を、機会があれば試したいと考えています。
以上、愛車の若返りを目指して、ヘッドライトの黄ばみ・くすみをリペアした作業記録を紹介しました。手間と時間はかかりますが、 効果は抜群 ですので、チャレンジしてみてはどうでしょうか。。。
Point! 労力に見合う効果と耐久性!愛車の魅力が何倍もアップ間違いなし!!
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